ステップ① 肩甲骨と肩甲骨の間を広くあける
姿勢を正そうとして胸を張る。そのイメージは間違ってはいませんが、気をつけたいのが骨同士を無理に寄せない、ということ。胸を張ろうとして肩甲骨同士を寄せると菱形筋という筋肉が無駄に働きます。この筋肉は肩甲骨を上にも引き上げてしまうため、僧帽筋をも動かしてしまい、肩だけでなく背中全体に緊張を生み出します。つまり、肩甲骨間を広く保つ意識で背中の筋肉が無駄なお仕事をしないで済むわけです。ただし、肩甲骨間を広げると、肩口が前になり猫背的な姿勢になりやすくなるので注意しましょう。
ステップ② 鎖骨の向きを整える
背面の意識を抜かずにカラダの前面側から肩を形成しています。肩幅を広く保とうとイメージします。この時に、カラダの中心に近い鎖骨の骨同士の隙間も広くあけようとすると、自然と背筋も伸びて頭の位置が定まりやすくなるはずです。背中側も広く、胸側も広く保つことでカラダは立体的に丸みを帯び、中心軸が整いやすくなるからです。
ステップ③ 肩甲骨の下角を下げる
ステップ①で肩甲骨の間が広がり、無理な筋力を使わないために肩甲骨につながる筋肉や背面の筋肉がリラックスしていきます。姿勢が楽に感じられたらしめたもの!継続することで凝らないカラダになれそうですね。
ポイントは肩を形成している骨自体を具体的にイメージすること。骨を適切な位置に整えられたらカラダ本来のパワーを発揮できるはずです。